デンマーク基本情報

緩やかな丘が続く緑豊かな酪農の国

ドイツと国境を接するユトランド半島と首都コペンハーゲンがあるシェラン島など400余りの島で成り立っています。半島は平坦で最高地点でわずか173m、そのため耕地開発が比較的容易で農地面積は国土の約80%。山のない丘があるのみ、農耕地と牧草地が広がる風景が特徴です。国内の多くの島が橋でつながっており、今での関係が深いかつて領有していたスウェーデン南部のスコーネ地方へも、シェラン島西部に位置するコペンハーゲン近くから橋と海底トンネルが伸びています。ほかに世界最大の島であるグリーンランドとフェロー諸島を領有。

デンマークの呼び名の由来

デーン人との境界線という意味で、デーン人とはスカンジナビア半島より南下ユトランド半島に居住したデンマークヴァイキングです。彼らは交易・入植を目的としてセーヌ川河口にコロニーをつくりイギリス、フランス各地への遠征を繰り返しました。

デンマークの建国

9世紀中頃よりデーン人のなかで王政統一の動きが始まりました。1397年のカルマル同盟(当時バルト海・北海交易圏の利権を守るため北ドイツの都市はハンザ同盟を結び軍事的政治的連帯を深めて各地諸侯の圧力を拒絶していました。カルマル同盟はその都市連合に対抗するために成立した同君連合です)の成立によりスウェーデン・ノルウェーとの3王国連合によりを支配下にいれ、ヨーロッパの大国として君臨しました。しかしスウェーデンの同盟離脱とその後の抗争により没落、さらにナポレオン戦争に巻き込まれたことにより400年あまり支配したノルウェーが分離、ビスマルク率いるプロイセンとの抗争でユトランド半島南部(シュレースヴィヒ=ホルシュタイン州)をドイツへ割譲することになり、現在のデンマーク領土に縮小していきました。
デンマーク王政の歴史は古く、デンマーク建国の9世紀までさかのぼることができます。現在のグリュックスブルク家はノルウェー王家も出身でもあり、かつてはギリシャ国王も出した名門です。

主要都市について


コペンハーゲン / København
「商人たちの港」の意味を持ち、北欧の玄関口となるデンマークの首都で人口は55万人。1000年頃よりニシン漁などの漁港として建設されましたが、やがて良質な湾港として発展。1416年ロスキレから遷都されてからは政治、商業の中心化が進み、現在ではシェラン島東部と対岸のスウェーデンのスコーネを含んだ北ヨーロッパ最大の経済都市圏を形成しています。

オーフス / Århus
ユトランド半島の中心都市でとし古来より交易で栄えてきた、人口29万人の第2都市。オーフス川の河口に位置する湾港機能にすぐれており、都市名の由来は「河口」を意味するオロス(Aros)。

オーデンセ / Odense
988年神聖ローマ皇帝オットー3世により北欧神話の主神オーディン(Oden)に因んで命名された古都としてフェーン島を支えた、人口15万人の第3都市。首都であった時期あり、産業革命前はコペンハーゲンに次ぐ第2都市でありました。