フィンランド基本情報
白夜とオーロラの国
フィンランドの呼び名の由来
フィン人の国という意味ですが、フィンランド人は自分たちをスオミ(Suomi)と呼んでいます。フィン人はウラル山脈からやって来たとされ、彼らの話す言葉はウラル語族に属し他の北欧諸国言語とは大きく異なります。
フィンランドの建国
北方十字軍としてスウェーデンの侵略を受け650年余り併合されていましたが、1809年ナポレオン戦争で戦勝国となったロシア公国が支配下することになりました。ロシアの支配を受けながら徐々にフィンランド人としてのアイデンティティを構築、そしてロシア皇帝ニコライ2世の圧政への猛反発もありロシア革命に乗じて1917年に独立します。
主要都市について
ヘルシンキ / Helsinki
「バルト海の乙女」と呼ばれる、人口60万人の首都。周辺衛星都市を合わせると130万人というフィンランドの人口の4分の1が住む首都圏エリアの中核でもあります。スウェーデンの支配下であった1550年スウェーデン国王グスタフ1世の命によりハンザ同盟都市でエストニアの首都タリンに対抗する目的で建設を開始されたのが始まり、ヘルシングフォシュHelsingforsとスウェーデン語で名付けられたのが由来とされています。
タンペレ / Tampere
湖の利用した水力発電による機械工業を主要産業とする、人口20万の第2都市。18世紀後半にスウェーデン国王グスタフ3世により建設されたのが始まりです。その後ロシアの支配下で紡績業により大きく発展、工業化に伴いフィンランドの労働者の多数が移り住むようになります。名前の由来はスウェーデン語のdamber(ダム)+fors(急流)からきたタンメルフォシュ(Tammerfors)とされています。
トゥルク / Turuk
フィンランド最古の町でハンザ同盟都市として栄えたかつての首都で、人口17万人の第3都市、1229年ローマ司教が司祭を派遣したことで町が築かれたといわれ以来、フィンランドの政治、宗教の中心都市として発展しました。また不凍港として港湾としても重要な役割をはたしています。